bocchi-fudoの宅建士日記

まったくの未経験から不動産屋開業を目指すための備忘録・私の宅建試験対策等

賃貸不動産経営管理士試験

厳しい暑さだった夏がようやく終わったと思ったら、あっというまに11月も下旬です。前回の投稿からずいぶんと間隔が開いてしまいました。

その間、初めての中古建物の販売を行い、書類の作成や相手方とのやり取りなど初めてのことの連続で緊張感に満ちた毎日を送っていました。

賃貸不動産経営管理士の試験を11月19日に受ける予定でしたので、ゆったりと勉強するつもりが、建物に買い手がついたため、勉強をひとまず置いといて取引に集中していました。

ようやくすべてが終わったのが試験の1週間前。

勉強出来なかった期間が3週間ほどありましたが、半年くらい前からちょっとずつちょっとずつ勉強してきたのが功を奏し、ラスト1週間の勉強がはかどりました。

試験が終わった当日中に、YouTubeなどでプロの方たちが解答速報を出してくれるため、それを見ながら採点したところ40点ありましたので、恐らく大丈夫だろうと思っています。

5問免除については、調べると結構な値段がしたのと、仕事を休むとなるとダブルパンチで痛い・・・ということで、取りませんでした。結果を見ますと、その5問のうち4問正解していたので、あくまで結果論ですが正しい判断だったということになりました。

ところでこの5問免除ですが、宅地建物取引士試験でも同じく5問免除というシステムがあります。ただ、大きくことなるのは、宅建試験の場合、不動産業に従事していて「従業者証明書」を持っていて、登録講習を受講することが必要で、免除される5問については分野がハッキリと決まっているという特徴があります。

一方で賃貸不動産経営管理士試験の5問免除の場合、実務経験は不要ですが受講するためにはテキスト代を含めると講習代は2万円を超えます。しかも、5問の出題分野は「わかりません」。

えっ!?ってなりませんか?

宅建試験の5問免除は筋が通っていると思いますが、賃管士試験の5問免除は、これらの条件を見ると、「お金??」って思ってしまいます。

せめて「講習を受けたなら、この分野の問題は免除にしよう」というならわかりますよ。

 

私の顧客にもアパートを持っている方がいますので、賃貸不動産経営管理士を名乗ることが出来るようになれば管理を申し出てみようと思っています。

副業で、まわりに不動産業の人間がいない私にとっては壁の連続ですが、着実に進めていきたいと思っています。

不動産エージェントという働き方②

不動産エージェントというのは、芸能界のタレントと所属事務所をイメージして頂くとわかりやすいと思います。一人ひとりは独立性をもって主体的にしっかり仕事をしなければ、仕事を獲得できません。なぜ、所属しないといけないか、というところは前回にも書きましたが宅建士の資格を持っているというだけでは宅建業務が行なえないからです。かならず宅建免許を取得した宅建業者として宅建業務を行うことになります。自らその業者になるのは「独立開業」、そうでなければ業者に雇用してもらうかのどちらかです。

新型コロナが流行する前までは、選択肢はほぼこのどちらかだったようですが、コロナ禍によって様々な業種でリモートワークが拡大したように、不動産業界にもリモート重要説明やリモート契約などが可能となり、結果、事務所にいなくても宅建業務の遂行が可能となったのです。こういった背景から、この1~2年で、完全歩合制のフルコミッションのエージェントを募る会社が複数立ち上がってきたのでした。

私はそのなかの1社と契約し、エージェントになって活動を開始したというわけです。

そういった会社のなかには報酬率9割というところもあり、以前では考えられないほどの高率歩合となっています。ただ、これからエージェントになろうと思っている方が知っておくべきこととして、それぞれの会社は「登録料」や「システム使用料」といった毎月の固定費が必要で、かなり高額なところもあると聞いています。それから、報酬率が売上の8割と表示していても、よくよく調べると1件の契約で会社に入れる最低額が決められていて、古い住宅などの場合、その取引で得た売上のほとんどを会社に収めることもあり得るのです。

エージェントになるために、しっかり会社を選ばれることをおすすめします。

幸い、私が所属した会社は良心的なシステムでした。

不動産エージェントという働き方①

しばらくブログから遠ざかっていました。

まったくの未経験から人並な不動産屋になるというのは、宅建試験のための勉強の数倍の勉強が必要だということがわかってきました。勉強だけではなく多くの経験も必要で、しかもそれが副業となると、計画通りに進まず、七転八倒といったところです。

宅建士というのは、資格を取得しただけではまだただの人で、そこに宅建業者として免許を与えられた屋号(多くは法人で、個人事業主でやっている人もいます)が必要です。

まったくの畑違いで、まったく未経験で不動産の勉強を始めた私は、まずこの「資格」と「免許」の違いがわかるまで時間がかかりました。例えば自動車運転免許を取得すれば自動車を運転できるように、宅建士資格を取れば不動産屋として活動出来ると思っていて、宅建士資格を取得するということと宅建免許を取得するということをしばらくの間同じものと考えていました。

不動産屋として活動するためには、その業界から離れた場所でただただ勉強するだけではよほどの才能がある人でなければその業務を自分のものにするのは難しいでしょう。もちろん私もです。そこで、まだ十分に知識があるとは言えないけれど、とにかく業界に身を置きたいと考えていました。毎日本業をやりながら不動産屋として活動できる形はないものか。いろいろと調べていたところ、不動産エージェントという働き方を見つけ、そこに所属させて頂くことにしました。つづく

 

(超重要)宅建試験に向けて選んだ教材 その④Trips LLC『宅建 過去問2022』

宅建試験に向けて選んだ教材 その①~③を書いてからしばらく書いておりませんでした。

また、宅建士証を交付してもらうまでの流れについても、登録実務講習を終えて登録完了のハガキを待っているところまで書いていました。その後、4月上旬に無事ハガキが届き、そこに書かれてある指定の施設に行き、無事に宅建士証を受け取ることが出来ました。昔、クリニックなどでよく見かけた、診察券をラミネートするような感じで、宅建士証は目の前でラミネートされて手渡されました。

不動産業界はいまだにFAXもバンバン使われていてとても遅れた業界だと聞きますが、このラミネートもず~~~~っと変わっていないのかもしれません。

とにかく、昨年の4月1日に勉強を初めて、ほぼほぼちょうど1年で自分の宅建士証を得ることが出来ました。

 

さて、宅建試験の向けて選んだ教材のなかで、最も活用した教材の存在をすっかり忘れておりました。それは私の試験対策の中であまりにも大きな存在であるがゆえに、存在するのが当然の、まるで空気のようなものになっていて、ここに書くことに思いが至りませんでした。

それが、スマホのアプリ

Trips LLC『宅建 過去問2022』です!

 

無料のアプリだということも、書くのを忘れていた一因かもしれません。有料版もありますが、無料版とはいってもコマーシャルが終わるのを3秒ほど待つだけでアプリを開始することが出来ますので、ストレスはほぼありません。

問題の構成や解説文の的確さなど、余計なストレスがまったくなく、毎日毎日スマホでダラダラ時間を過ごす延長戦で使えて、本当に助けられました。このアプリが8割と言っても過言ではありません。

このアプリの問題の構成の特徴は、過去問の4つの選択肢をそれぞれ分解して1つの○×の問題に仕立ててくれているところです。つまり、問題の解答を4つの選択肢で提示されてしまうと脳が勝手に楽をしようとしてその回答を覚えてしまうのですが、1つひとつの問題にしてくれているおかげで、そこに含まれている意味をちゃんと拾い上げて学んでいくことが出来るのです。

つまり以前に取り上げた、オフィス海『史上最強の宅建士問題集』に近い構成となっているのです。

夜寝る前にねころんでこのアプリで勉強出来たことは、試験対策に非常に大きなことでした。

しかもすでに2023年版にアップロードされていて法改正にも適応されているとのことで、宅建の勉強をするのに強くおすすめする教材です。

 

宅建試験に向けて選んだ教材 その③YouTube

・『パーフェクト宅建士聞くだけ(全3巻)』の文字おこし

・オフィス海『史上最強の宅建士問題集』

・LEC 宅建士合格のトリセツ『基本テキスト』

この三種の神器の他に、YouTubeの動画もよく見せて頂きました。

特にお世話になったのは、下の2つです。

 

宅建Jobチャンネル

・マジでイケてる宅建講座【ゆーき大学】

 

テキストで読むのと、動画で見て聞くのとを交えながら理解を深めていきました。

9月に突入した頃には、テキストで勉強して疲れてきたら気分転換にYouTubeを見て、区切りのいいところでまたテキストに戻って勉強という流れで、徐々に勉強の密度を高くしていきました。

不動産業界の単語にもだいぶ慣れてきて、Audibleパーフェクト宅建士聞くだけ(全3巻)』を聞いていても少しずつ理解できるようになってきたので、昔話題になったアレをやってみようと思いました。

そう、睡眠学習法!(笑)

夜、寝ながらパーフェクト宅建士』を聞いていると、すぐにとても眠くなり、いつの間にか寝てしまっていて、導眠剤的な役目もはたしてくれてました(笑)

 

ある晩、部屋を暗くしてパーフェクト宅建士』を聞いていると、小学生の子供が「おやすみ」を言いに部屋に入ってきました。

私が勉強しているところ(寝ようと思っていただけですが)を初めて見られてしまいました。前に書きましたが、宅建の勉強をしているところを家族に見せないようにしていたのですが9月ともなると試験日も近づいてきていて、そろそろバレてもいいかなという気持ちになっていました。

翌朝、妻が私にこう言いました。

「○○(子供の名前)がね、昨日の夜、「お父さんすごいんだよ、寝てまで勉強してるんだよ!」って言ってた(爆笑)」

寝てまで勉強してるというのは、子供にとって猛烈な勉強家に見えたのですね(笑)

宅建試験に向けて選んだ教材 その②・LEC宅建士合格のトリセツ『基本テキスト』『基本問題集』 ・オフィス海『史上最強の宅建士問題集』

さて、Audible 2022年版 パーフェクト宅建士聞くだけ(全3巻)住宅新報出版の文字おこしが完了し、これから権利関係や宅建業法等それぞれの分野を一つひとつ理解していこうという段階にきました。

この時点ですでに8月。

あらかじめネットで買ってあったLECのテキスト宅建士合格のトリセツ『基本テキスト』と『基本問題集』、そしてオフィス海の『史上最強の宅建士問題集』をざっと見てみました。

LEC『基本テキスト』は視覚的にわかりやすくまとめてくれてはいるものの僕くらいの素人だとそのすべてを把握するのは難しいと感じました。

『基本問題集』は四者択一で実際の試験の形だったのに対して『史上最強の宅建士問題集』は1問ずつの問題になっていて、知識ほぼゼロの私「ホーム局くん」にとっては、網羅的につぶしていくにはこちらのほうがいいと判断し、『史上最強の宅建士問題集』を最初から最後までページ順に問題を解いていくと決めました。本の帯の部分に「この本だけで、宅建士の97.3%の問題が解ける!」と書いてあったので、それに賭けたところもあります。

 

まず解こうとする問題の分野を確認し、文字おこしした『パーフェクト宅建士聞くだけ(全3巻)』でその部分を読み込んでなるべく理解する。

そして『史上最強の宅建士問題集』を解いて、答え合わせと解説で頭に叩き込む、ということを繰り返しやりました。ある程度その分野の構造が理解出来てくると、LEC『基本テキスト』の出番です。絵や図で視覚的に単純に作り込まれているので、頭の中でぼんやりと理解しかかっているものがハッキリとわかります。単純な絵や図ですが、よくよく見ると重要な要素が凝縮されていて、やはりこの順で使用したのが良かったと今でも思っています。

LECの四者択一の『基本問題集』は、本番直前に模試のつもりでやるためにとっておくことにしました。

 

・『パーフェクト宅建士聞くだけ(全3巻)』の文字おこし

・オフィス海『史上最強の宅建士問題集』

・LEC 宅建士合格のトリセツ『基本テキスト』

 

ひとまず、これらが三種の神器となりました。

結果的に、試験勉強全体を通してみてLEC宅建士合格のトリセツ『基本テキスト』を使った割合はとても少なかったです。ただ、必要な図解をすぐに見て確認すること、頭の中を整理するのにとても役だちました。

 

ゼロから宅建試験に向けて選んだ教材 その①Audibleのつづき

仕事の合間にwordでひたすらカチャカチャカチャカチャと1ヶ月ほどかけて、ようやく完全版文字おこしが出来上がりました。

 

ところで、めっちゃ恥ずかしい話なのですが、法務局という単語が初めて聞いた時、僕は「ホーム局」と打ちました。不動産業界だけに、家に関する局か何かと勝手に解釈しておりました(汗)

今思い出しても自分で自分が恥ずかしいやら情けないやらで顔が熱くなります(笑)

「ほうむきょく」と聞いて法務局と打てる方、大丈夫です、すでにかなり上をいってます。

 

文字おこしが終わり、読めない手書きとは違って何回でも読み直しが出来るテキストが仕上がったというわけです。